写真で多くの場合に好まれるノイズについて少し考えてみます。
綺麗に補正された写真はデジタル的な違和感を感じさせることがあります。
我々は普段から様々なノイズに晒されていて、脳が認識している映像と乖離しているからそう感じるのでしょう。
自然界に生じるランダム性がノイズの一種になると考えます。
- 血液の流れ
- 呼吸
- 酸素の供給量
- 神経伝達
- 脳の処理
は身体で起こる脳内映像生成の過程のノイズですが、常に一定、均一でないものを8bitのデータとして固定化するので、違和感が生じてくるのでしょう。
目を瞑った時に見える光の残像などもノイズの様なものとして認識されていると思います。
カラーノイズやフリンジ、色転びなどは人体では生じないか、脳で補正されるので写真では不自然に感じられるのでしょう。
逆に色の場合は脳が補正や変換してしまうので、ティールオレンジなどの補色を使って表現したりします。
モニターをブルーライトカットモードに長時間していると、段々それが自然に感じられますよね。
色と明度では情報をキャッチする染色体が異なり、脳は赤、青、緑の電気信号の比で色を作り出すので、そもそも補正がかかっているのもあると思います。