死ぬほど行きたくなかった
昨日彼女のコミケ出店を手伝いに行ってきました。人混みが嫌いなので死ぬほど行きたくなかったです。
ホロライブというVTuberのブースに出店し、イラスト色紙や原画、ラバーキーホルダーを出品しました。
彼女が人気VTuberのイラストを描くと、VTuber応援アカウントや時々本人からいいねやリポストされて、いいねが1000を超えることもしばしばあります。
ホロライブからも仕事を貰って、YouTube漫画の作成などもやりました。
絵は1枚も売れず
絵は1枚も売れず、ラバーキーホルダーが15個売れただけでした。毎日頑張って絵を描いたり、準備していたので本人は相当ショックを受けていました。
ホロケットというホロライブ限定のイベントでは5万円ほど利益が出ていました。コミケの規模を考慮し、その数倍の利益を見込んでいました。
その理由は
敗因を考えてみます。
価格が高い
多くの参加者はお財布が小銭入れだったりして、意外とお金を持っている人が少ない印象でした。めちゃかわいいと言って足を止めてくれるお客さんは沢山いたのですが、1〜3万の絵は高かったのだと思います。人気イラストレーターでも500円で同人誌を売っていたりしたので、価格が設定に間違いがありました。途中で価格を下げたのですが、桁を下げないと売れなかったでしょう。
知名度が低い
一部の出店者に人が並んでいましたが、少なくともホロライブのブースでは8割の出店者は赤字と思われる状況でした。Xのフォロワーが数千人いる程度ではネームバリューがなく、高い原画は売れないのかもしれません。
コロナ
コミケに20回来ている方から聞いた話では、コロナ後に入場制限や入場の有料化があり、来場者が減ったそうです。それでも人が溢れていましたが、以前は身動き出来ない程の人がいたそうです。その時はもう少し売れ行きが良かったみたいです。
ホロライブが好きな人はネットの住人が多いので、わざわざお金出してイベントに来なくても推しを応援するでしょう。
ホロライブとコミケの相性もあまり良くないそうです。
出店者が多すぎる
コミケはホロケットより出店者が多く逆にその分じっくり見てくれなかったようです。
服装が地味
彼女はオールブラックコーデで行ったのですが、売れているところをみるとコスプレをした売り子さんがいたり、明るめの服を着て積極的に「どうぞ名刺だけでも貰って下さい」と声をかけていました。
自分から声をかけられない人が多いので、声をかけられると嬉しいのだと感じました。
彼女自身もコミュ障なので声をかけるのが難しかったようです。
エロ
おじさんたちがえっちな本を並べて売っている光景は異様なものがありました。
おっぱいが顔より大きかったり、アヘ顔で股を開いていたりするイラストの本が並んでいて、想像以上にエロでした。
性的な部分に刺激がないと売れにくいと思いました。
それにしてもおじさんが描いたエロい本で興奮することは、おじさんでマスタベーションしているようなものではないか!?
抵抗がないのか!?
おじさん同士での性の永久機関。
どうすればいいのか
2次創作へのいいねは意味がない
いいねが1000を超えてもそれはイラストレーターへの興味や評価ではなく、推しキャラへのいいねです。
オリジナルキャラクターだけで頑張っているイラストレーターとフォロワーなどの数字の価値が異なります。これからは別路線でファンを獲得していくそいうです。
フォトグラファーで言うなら写真ではなく機材情報で興味を引いているような状態でしょうか。
単純に実力を無上に上げる
彼女のイラスト技術は出店者の上位10%に入ってはいるのでしょうが、上手い程度では夢のある額は稼げません。
競合が多いところで戦うなら、技術を上げてトップ中のトップの実力になる必要があります。
動画配信
10年前にイラストに興味があった時期がありました。
Photoshopでイラストを何枚か描いたりしました。
その時に知って未だに記憶に残っているイラストレーターは動画配信をしていました。
イラストがどんなに上手でも配信していないイラストレーターの名前を覚えてないんですよね..
声や考えを発信し、キャラクターが見えたりコメントを返してくれたりすると記憶に残りやすいと思います。
好きなことをやる
彼女の先生のような方はホロライブ関係で仕事を貰ったり、売れているのですが今回のコミケで二次創作を止め、アーティスト路線で頑張っていくそうです。
やはり何か違うと感じたみたいです。
彼女はいいねやフォローに左右されて、いいねが貰えるから描く状態に半分陥っていました。
自分がやりたいことを考えないと周りに左右されます。
やりたいことを追求していけば先が観えてくるかもしれませんし、一生かけてもそれの追求に時間が足りないかもしれません。