Enduro-Trial

MS-OPTICS SONNETAR 50mm F1.3 S FULL.MC BB レビュー

約2分

宮崎光学さんのレンズをLUMIX S5に付けて、2週間ほど使ってみました。

描写

絞り羽が14枚と収差などが相まって、ボケがうっとりするほど美しいです。

解放の描写は甘く、絞るにつれてシャープになっていきますが、フリンジなどが出てしまいます。
フィルムライクな描写ですが、物撮りなどは難しいです。
そもそもがLeica Mマウントのスナップ用レンズとして作られていると思うので、オールラウンドに使うのは難しいです。

ビルドクオリティ

フード込みの重量が140gなので非常に軽量です。
ただ代わりに堅牢性が低く感じられます。

バイクでも開発段階では軽量で高性能なプロトタイプを作ります。日本メーカーではその後に長時間のテストを行ないます。堅牢性の向上とコストダウンの為に重量が重くなり、性能が抑えられた市販車が出来あがります。

こちらのレンズはマウントにガタつきがあり、2週間の使用でピントリングが外れてしまいました。

光軸がズレたりと色々な不具合が起こり得るので、自分で修理できないと難しいレンズだと思いました。

SIGMAのIシリーズでもそれなりに重量がありますが、一貫した品質を保つのには必要なのだと思います。

動画用途

ブリージングが大きく、ピントリングの操作がシビアで、絞りリングがピントリングと一緒に回ってしまうので、動画用途には向かないと感じました。

LUMIXではAFレンズでMFをする際に、リニアかノンリニアを選べて、回転角度も調整できます。
LUMIX純正AFレンズの方が動画では使いやすいです。

まとめ

軽いので常用スナップレンズとして購入したのですが、故障により短期間で手放すことになりました。
レンズの外観は美しく、唯一無二の描写であるのですが、仕事で使うならサポート体制がしっかりしている方が良く、趣味用に常用するならもっと堅牢性が高い方が良いと思いました。

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